PFP関西「部下が動かない!そんな状況を変える魔法の言葉」の勉強会に参加しました
5月23日にPFP関西主催の勉強会に参加してきました。
http://kokucheese.com/event/index/167325/
改めて実感することができた有意義な時間となりました。
参加した動機
部下やチームメンバーが自主的に動かない!そんなことって部下を持つ人や、チームリーダーをしている人なら誰しも経験したことがあるんじゃないでしょうか?
私もこれまでそういった経験を多くしてきていました。 部下やリーダーをやるようになったばかりの頃は、「なぜ動かないんだ!」と腹を立てていましたが、最近は「もっと楽しく仕事をしてほしいな〜」と思うようになり、少しずつ自分の中でも変化が出てきました。
そんな時、アジャイルに出会い、昨年から勉強会に参加したり、実際に真似事をやってみたりして、少しは手応えを感じつつも、もっとうまくコミュニケーションをとってチーム一丸となって仕事をする楽しさを共有できるようなマネジメントをしたいと思っていたときに、この勉強会の通知が来ました。
内容は「質問」にフォーカスを当てたものだという事で、何かしら新しい気付きがあるかも!という期待を込めて参加しました。
イベントの内容
今回のイベントでの内容はこんな感じでした。
- 座学
- ロールプレイング① コントロールする上司
- ロールプレイング② 褒める上司
- ロールプレイング③ 質問する上司
- チームディスカッション
- チーム発表
最初の座学はマネジメントの研修や、本を読んで勉強している人などは、なにかしら聞いた事があるような内容だとは思います。その後、「質問」にフォーカスをあてて3段階のロールプレイング(寸劇)を続けて実施。それぞれ設定は同じで、上司が部下に新しいプロジェクトリーダーをやってくれ!と伝えるシーンです。部下はまだリーダー経験も浅く自信がありません。さて、自分ならこういった場合にどう部下にリーダーを任せると話すだろうか?
①コントロールする上司
とにかく有無を言わさず部下に新しいプロジェクトをやらせる上司。部下が不安に思っていることなどもおかまいなし!とにかく「やれ」という内容ですね。
②褒める上司
とりあえず部下を褒める「君しかいないよ!君ならできるよ!じゃあ、頼んだ!」てな感じですね。
③質問する上司
①②とは違って「任せたいんだけどどう思う?」と質問から入り、部下の不安な気持ちや、なぜ不安なのか?を聞いた上で、「こう考えてみたらどうかな?」「君が普段から頑張っているところをここで発揮してほしいんだけどどうかな?」など、提案したり、期待を伝えながら最終的には部下から「できそうなので、やります!」という感じになっていきました。また、
シチュエーションなどによって一概には言えないとは思いますが、自分が部下の立場であれば、やはり③でプロジェクトリーダーになれたほうが、自主的に動けるだろうというのはすぐに感じました。じゃあ、なぜ?そう思ったのか?どうすれば自主的に動けるようになってくれるのか?をその後のディスカッションをしましたが、私の中ではいくつかのキーワードが出てきました。
なぜ③だと部下が自主的に動くと感じたか?
- 決定したのが「他人」ではなく「自分」だった
- この上司は自分を見てくれている(認めてくれている)と感じた
- 自分に何が求められているか?の「ビジョン」と「ゴール」が共有できていた
- 何かあっても相談にのってくれそうという安心感があった
他の方の意見も見て回りましたが、表現の違いはあるのせよ本質的なところで大きな違いは無かった気がします。
最後のチーム発表で他のチームが、うまくフレームワークにまとめられていて、とても参考になりました。
双方の思いがインプットとなり「質問▶︎探索▶︎共感」を繰り返しながら、共感の値をしきい値を超えると、「合意」がなされ、自発的に動いていく。
そして、共感がしきい値より下がると、再度「質問▶︎探索▶︎共感」を繰り返し「合意」を繰り返していくというものでした。分かりやすい。
これからやっていくこと
で、どうやったらこんな上司になれるのか?を考えていたんですが、一番大事だと感じたのは「部下のための時間を確保する」ことでした。
自分の仕事でいっぱいいっぱいになっていて、余裕が無い上司やリーダーは部下のことを普段から見る余裕も無く、①②のようなコミュニケーションしかできないだろうし、自分も過去を振り返ると忙しいときほど①や②だったな〜と思いました。 これからは、自分のスケジュールの最低3割は部下やチームをうまく回すための時間として確保していこうと思います。
これも、本とかではよく書いてある事だとは思うんですが、ただ文章でさらっと書いてあるだけか、こういった場で実感したことかではまったく違うと思うので、忘れず実践していきたいと思います